ラシックスとアルダクトンの違いついて

アルダクトンは利尿剤の仲間?

アルダクトンは利尿剤の仲間?

アルダクトンは成分一般名をスピロノラクトンといい、利尿剤としての薬剤のひとつに挙げられます。スピノラクトンとして、成人1日50~100mgを分割経口服用するのが一般的ではありますが、年齢や症状、飲み合わせの薬に応じて増減する場合があります。

作用としては、水分を排出し血圧を下げる効果が示されており、むくみの改善や高血圧の改善、さらには心不全の治療にも使用されています。アルダクトンは抗アルドステロン薬に分類される薬剤で、特に利尿薬としての特徴は体のカリウム分を保持する点が挙げられます。

このことから、カリウム保持性利尿薬とも呼ばれています。利尿薬に区分されるものではありますが実はそこまで利尿作用は強いわけではなく、その他の利尿薬との相性が良いためにアルダクトンの効果を得つつ利尿作用の強い薬剤と併用されることもよくあります。

前述したように高血圧症に対する血圧を下げる効果も期待出来る薬剤ではありますが、利尿作用と同じように降圧作用もまたそこまで強いものではありません。

そのため、アルダクトンを単独で高血圧症に処方されるということはほとんどなく、他の降圧薬と併用されるのが一般的となっています。

アルダクトンの利尿効果はそこまで強くないため、利尿剤として認知されてはいますが尿が全く出ないという症状(無尿)や、急性腎不全といった場合には用いることはありません。

また、飲み合わせによっては副作用がでやすい薬剤であるため注意が必要です。例えば他の降圧薬と併用する際には血圧の下がり過ぎに注意が必要になります。

具体的には同系に分類されている降圧薬のエプレレノン(セララ)や、免疫抑制剤であるタクロリムス(プログラフ)、あるいは抗がん剤であるミトタン(オペプリム)との併用をすることはできません。

また、日常生活においては服用にあたって飲酒を控える必要があります。飲酒を控えなければめまいや立ちくらみが出やすくなるという報告があるためです。

さらに、カリウム保持性利尿薬であることから他の薬との飲み合わせの副作用によっては高カリウム血症を引き起こす可能性が高まってしまいます。そこで、他の利尿薬と併用することでカリウム分のバランスを整えながら利尿効果を得られる処方がなされることがあります。服用の際には医師の指示に従って決められた飲み方で、服用量は適切な量を守ることが重要となります。また、効果は弱目といっても利尿効果はある薬剤のため夜間の服用は避けるのが一般的となっています。