日本で一番有名な利尿剤のラシックスはむくみもとってくれます。

利尿剤の中で一番有名なのは?

利尿剤の中で一番有名なのは?

利尿剤にはループ、サイアザイド、カリウム保持性、炭酸脱水酵素阻害薬、浸透圧利尿薬、利尿生薬など様々な種類があります。代表的なものは炭酸脱水酵素阻害薬、ループ利尿薬、チアジド系利尿薬、抗アルドステロン薬があります。

水分はナトリウムとともに移動するので、ナトリウム摂取量を阻害すれば尿が増大することになります。ループ利尿薬はナトリウム、カリウム、カルシウムの輸送を阻害する働きがあります。主成分フロセミドが代表的で商品名がラシックスです。

フロセミドは腎臓に作用して尿量を増やし、体の中から余計な水分とナトリウムを排出させます。その結果むくみがとれて血圧が低下します。高血圧症や心不全の治療にも利用されています。女性の生理前のむくみにも利用されています。

ラシックスは1988年から発売されており、ジェネリックとしてフロセミドがあります。利尿作用が強い反面、血圧を下げる効果は弱いという特徴があります。尿をつくる尿細管にあるヘンレのループに働きかけ、体にたまった余計な水分を排出させます。

素早く作用しますが、効果は持続しません。そのため早めに水分を排出させたいという時に適しています。急激に体内の水分バランスを変化させる働きがあることから、めまいや脱水などの副作用も現れやすくなります。

腎臓に作用する薬ですが、腎臓に余計な負担をかけずに済むという特徴があります。尿量を増やすので結石などにも用いられています。

尿細管はヘンレのループ以外に近位、遠位の尿細管と集合管の4つから構成されています。ヘンレのループなナトリウム、カリウム、カルシウムを体内に再吸収する部位ですが、ループ利尿薬を用いることにより、再吸収が阻害されて体外に排出されることになります。

ナトリウムが増えると浸透圧で水分を引き寄せてしまうため、尿中のナトリウム、カリウム、カルシウムと水分が大量に体外に排出されることになります。

高血圧に適応があるのはラシックスのみという特徴があります。そのため高血圧ならとりあえず処方される薬でもあります。持続時間は6時間なので1日2回の服用で処方されることが多くなります。

適応症が多く、どこの病院でもよく処方されている利尿剤です。慢性心不全の患者を追跡調査したところ、長時間作用型を服用したほうが死亡率が低かったという研究が発表されており、ラシックスは急性期にのみ用いられています。

倦怠感、脱力感、不整脈、食欲不振などの副作用も報告されており、長期にわたって服用する場合には定期的に血液検査が行われます。